「簡単に稼げる」は本当か?西村泰一氏のプロジェクトを調査してみた

こんにちは、麻美です。

「クリックとコピペだけで月100万」。最初は魅力的に感じても、現実はそう甘くありません。eBay物販にはリサーチ、英語対応、発送などの手間があり、「簡単」だけを強調するのは疑問です。過去に似た副業で失敗した経験から、注意が必要だと感じました。

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● そもそも「フリーダムリッチプロジェクト」とは何なのか?

参考サイト:https://lightn.jp/nishimura/sl/

名前のインパクトだけでも十分すぎるほど強烈なこのプロジェクト。「フリーダム=自由」「リッチ=豊か」、つまり“自由とお金の両方を手に入れよう”というわけだ。確かにキャッチーなネーミングだし、SNS広告などで流れてくる動画の演出も、いかにも“夢が叶う系”の空気をまとっている。

で、具体的に何をするのかというと──物販。もっと正確に言うと「eBay(イーベイ)」という海外オークションサイトを使った転売ビジネスである。

麻美

eBayは日本でいうところのヤフオクやメルカリのような存在だが、対象が全世界のため、売れる商品が大きく変わる。日本では見向きもされないモノが、海外ではプレミア扱いされることもあるし、逆もまた然り。そこに目をつけて、日本国内で仕入れた商品を海外で高く売る──それがこのプロジェクトのビジネスモデルというわけだ。

ただ、ここで一つ注意したいのは、「誰でも簡単にできる」とされているそのロジック。

彼らが提供するのは「バブルマネーハンター」という自動ツール。商品リサーチ、出品、価格設定などを自動で行ってくれるとされている。でも、どんなに優秀なツールでも、eBayでの販売はそう単純じゃない。

たとえば、eBayには「セラーランク」という概念がある。新規アカウントは信用が低いため、そもそも出品できる商品数に上限がある。また、取引実績や評価が低いと、バイヤーからの信頼も得られにくい。つまり、最初から爆発的に稼ぐというのは、システム上なかなか厳しいのだ。

加えて、文化や言語の壁。英語でのやりとりや配送ルール、返品・返金の対応など、日本の感覚とは異なる部分が多い。もちろん、ツールでいくらかはカバーできるとしても、「それだけでOK」というほど甘くはない。

このように、表向きの「誰でも簡単に稼げる副業」のウラには、見落としがちな“努力と知識”の層が分厚く存在している。

次の章では、そのツール「バブルマネーハンター」が本当に頼れる存在なのか、もう少し深掘りしていくことにしよう。

◆バブルマネーハンターって本当にスゴいの?ツールの正体と実力

さて、いよいよこのプロジェクトの“肝”とも言えるツール、「バブルマネーハンター」について見ていこう。

このツールは、公式の説明によれば「eBayで稼ぐための商品リサーチ、出品、価格設定、発送指示などをすべて自動で行ってくれるAIアシスタント」とされている。つまり、ツールに任せておけば副業初心者でも稼げる…というわけだ。聞こえは良い。でも、本当にそんなに都合よくいくだろうか?

まず、私が最初に気になったのは「そのツール、eBay公認なのか?」という点。

答えはノーだ。eBayが公式に認めているツールではなく、あくまで独自開発された外部ソフトである。これ、地味に重要なポイントで、外部ツールの使用はeBayの規約違反になる可能性がある。最悪の場合、アカウント停止のリスクもあるわけで、「稼げる前にアカウントが消えた」なんて事態になりかねない。

次に、その“自動化”の中身。調べていくうちに見えてきたのは、「完全自動ではなく、あくまで補助的なツール」であるという事実。つまり、商品リストはある程度決まったテンプレートを元に登録されていて、ユーザーが最終的に判断し、ボタンを押す必要がある。いわゆる“ワンクリック自動収益”とは少し違う。

しかも、掲載されているリサーチ情報の一部は、他ユーザーとも共有されているらしく、競合が発生しやすいという話も出てきた。「みんなが同じ商品を出していたら、そりゃ値崩れするよね?」という、基本的な需給の問題がここにある。

さらに、「AIによる価格設定」も、時に市場価格からズレることがあるようで、利益率が思ったほど出ない、という声もちらほら見受けられる。

つまり、「バブルマネーハンター」は、あくまでeBay物販を“ちょっとラクにするための補助ツール”であって、「これだけで月100万円!」という魔法の杖ではないのだ。

麻美

個人的には、このツール自体が悪いとは思わない。むしろ、初心者にとってはeBayという難解な市場に入っていくための“はしご”として、有効な部分もある。だが、それを過剰に演出して「これさえあれば誰でも金持ち」的に煽るのは、やっぱり誤解を招くやり方だと思う。

次の章では、気になるプロジェクトのもうひとつの側面──その高額な参加費用について、冷静に考えてみよう。

◆398,000円の参加費…高すぎる?それとも妥当?

「月収100万円も夢じゃない!」

そんな言葉の裏には、必ず“投資”がついて回る。このフリーダムリッチプロジェクトも例外ではなく、参加費として提示されているのは──税抜き398,000円

え、約40万円? 正直、最初に見たときは「高っ」と声に出た。

もちろん、分割払いやキャンペーン価格での割引(248,000円という提示もある)といった“ハードルを下げる仕掛け”も用意されているが、それでも高額であることに変わりはない。副業を始める人の多くは「今のお金を増やしたい」から始めるのであって、「先に40万円出して勉強したい」と考える人は、決して多数派ではないだろう。

ではこの価格、果たして妥当なのだろうか?

仮に、半年後に月100万円を稼げるようになれば、40万円なんてすぐに回収できる。理屈ではそうだ。でも、それはあくまで「実現できれば」の話だ。

実際には、eBay物販の特性上、売上が上がるまでに時間がかかる。アカウントの育成、出品経験、リサーチの感覚など、地味な作業を積み上げるフェーズがどうしても必要になる。そこにこのツールがどれほど貢献できるのかは不明だし、そもそも副業初心者が慣れないうちに挫折するケースも多い。

さらに、この価格には“保証”が付いていない。全額返金保証や成果が出なかった場合のサポート延長などの仕組みも見当たらない。「参加しただけで終了」になってしまえば、それは単なる高額出費に終わる。

それに加えて、広告では“楽して簡単”が強調される一方で、実際の作業量や、eBayのルールへの対応力についての詳細な説明はほとんどない。教材やツールの実態がよくわからないまま契約させるスタイルは、どうしても「怪しさ」を感じてしまう。

麻美

ちなみに、過去に私が40万円近い“副業塾”に参加した時は、サポートもグループチャットも機能しておらず、動画教材は3年前のもの。市場も手法もすでに古くなっていて、実践してもまったく成果が出なかった。あの時の悔しさを思い出すと、「高額=高品質」ではないことは、身をもって知っている。

このプロジェクトにおいても、「投資する価値があるのか」は、冷静に比較・検討する必要がある。たとえば、同じ40万円を自己流で物販を学ぶための仕入れやマーケティング、語学や会計のスキルアップに使うという選択肢もあるはずだ。

つまり──価格の“絶対値”ではなく、それが「自分にとって最適なスタートなのか」を問うべきなのだ。

次は、このプロジェクトのもうひとつの気がかり、「運営会社」の正体について、見ていこう。

◆運営会社に謎あり?「株式会社BANKER6」の実態

ここまで読んで、「まあ、リスクがあるのはどの副業でも同じだし…」と思った方もいるかもしれない。だが、フリーダムリッチプロジェクトにはもう一つ、大きな懸念点がある。それが、運営会社の情報の不透明さだ。

このプロジェクトの販売元は「株式会社BANKER6」となっている。普通なら、法人としての登記情報や所在地、代表者名などが簡単に確認できるはずだ。たとえば、国税庁の法人番号公表サイトを使えば、誰でも法人の登録状況を調べることができる。

ところが──このBANKER6、見つからないのである。

実際に私も調べてみたが、法人登記情報が出てこない。つまり、登記された正式な法人であるという証拠がないのだ。これがどういう意味を持つかというと、「法的責任の所在が不明瞭」だということになる。

法人を名乗っていながら、実際には個人事業か、あるいはペーパーカンパニーである可能性もあるし、最悪、まったく実態のない架空の社名というケースも考えられる。

さらに、特定商取引法に基づく表示をチェックすると、所在地や電話番号は記載されているものの、Googleマップ上ではレンタルオフィスの一角や、バーチャルオフィスとみられる場所が出てくる。実店舗や常駐スタッフがいるような場所ではなく、住所だけを借りている可能性が高い。

「だから即詐欺!」と断定するつもりはない。だが、数十万円の高額商品を販売するビジネスにおいて、運営母体の情報が不透明であるというのは致命的だ。

このような状況下では、トラブルが発生した際に連絡が取れなくなったり、返金を求める窓口が存在しなかったりするケースも実際に起こっている。ネット上でも、「連絡がつかない」「解約できない」「返金の約束が反故にされた」といった声がいくつも見受けられる。

麻美

私がこれまで見てきた中でも、“名前を変えて何度も似たようなビジネスを展開している人物”がいることは珍しくない。その場合、会社名やドメインは都度新しいものに変え、過去の評判をリセットして活動を継続する手法がよく使われる。
このプロジェクトの運営も、そうした手法の延長線上にある可能性はゼロではない。もちろん断定はできないが、「きちんとした法人情報がない」時点で、参加者側は最大限の注意を払うべきだ。

つまり──信頼できるかどうかは、金額の問題ではなく、情報開示の姿勢に現れる

次の章では、さらに踏み込んで、主催者である西村泰一氏自身の“過去の顔”について、見ていこう。

●西村泰一氏の過去と評判、そして見えてくる“不安材料”

「人を見れば、そのビジネスの本質が見える」──という言葉がある。

副業プロジェクトの実態を知るうえで重要なのは、やはりその主催者がどんな人物なのかという点だ。そして今回の主催者である西村泰一氏についても、ネットを中心にさまざまな情報が飛び交っている。

一見すると、洗練された雰囲気のビジネスマン。実際、プロモーション動画ではスーツ姿で「海外に売るだけで稼げる」「もう会社に縛られない」といったメッセージを発信している。言っていることは、耳障りが良く、理想的にも聞こえる。

だが、掘り下げて調べてみると──どうやら、この西村氏、別名で過去にも情報商材ビジネスを展開していた可能性が高い。

過去には「西村Y」「T.N.」など複数の名義を使って活動していたという報告があり、掲示板や副業レビューサイトでは「以前販売していた○○副業と内容がそっくり」「LPの構成や語り口が以前と同じ」といった書き込みも多く見られる。

さらに気になるのは、その販売スタイルの“パターン化”だ。

  1. 高額の参加費
  2. 楽して稼げる系のツール提供
  3. 特定商取引法のページは一応あるが、法人登記情報が不透明

…と、非常に似通った展開が繰り返されている。

もちろん、過去の活動歴が悪いというわけではない。問題は、「なぜ名前を変えて活動しているのか」という点。信頼できる実績があるなら、堂々と同じ名義で出ればいいはずだ。

実際、過去の購入者の一部からは「サポートが一度も返ってこなかった」「ツールが途中で使えなくなった」「返金請求に応じてもらえなかった」といった証言も見受けられる。

このような経歴を知ったうえで、西村氏の現在のプロジェクトを見ると、「また同じ流れでは?」という疑念が頭をよぎるのも無理はない。

麻美

私自身、過去に別の人物が主催する似たような案件で苦い経験をした。動画の中では立派なことを言っていても、実際に購入者への対応は冷たく、逃げるようにプロジェクトを終了していた。そのときも、結局責任の所在は不明確なまま、泣き寝入りするしかなかった。
信頼できる人間かどうかは、その人の“過去”にヒントがある。SNSのフォロワー数や広告の豪華さではなく、「過去の実績」「利用者の声」「再登場の仕方」など、表に出ない部分にこそ、本質が現れるのだ。

次の章では、こうした疑念を踏まえて、私自身が学んだ“副業詐欺”を見抜く判断基準についてお話ししたいと思う。

◆私の経験から伝えたい。「簡単に稼げる話」に潜む危険信号

「簡単に」「誰でも」「リスクなしで」──。

この3つのキーワードが並ぶとき、私は一度、深呼吸するようにしている。

なぜなら、それらの言葉が並ぶ案件で、私は何度も裏切られてきたからだ。

私が初めて副業詐欺に遭ったのは、もう7年前のこと。SNSで知り合ったある人物が紹介してくれた「自動収益ツール」がきっかけだった。広告文句はこうだった。

「月に30分の作業だけで月収50万円!」

あのときは、ちょうど仕事が忙しく、副業をする時間も気力もなくなっていたタイミング。だから、その“あまりに理想的な言葉”に、すっかり心を奪われてしまった。

結論から言うと、まったく稼げなかった。

そもそもツールは英語ベースの海外製ソフトで、インストールすら一苦労。しかも、商品の仕入れリストは毎週更新されると聞いていたのに、実際には1ヶ月に1回あるかどうか。運営に問い合わせても「現在調整中です」とのテンプレ返信が返ってくるばかり。

徐々に、私は「これはおかしい」と感じるようになった。

でも、人間って一度“投資”してしまうと、なかなか引き返せないものなんですよね。もう少し頑張れば回収できるかも、今やめたら全部無駄になる──そんな風に思ってしまって、ずるずると続けてしまう。

結局、数ヶ月でサービスは閉鎖。返金もされず、泣き寝入りでした。

そこから、私は次のような「危険信号」を意識するようになった。

  • 『簡単に稼げる』という文言を大々的に強調している
  • 『期間限定』『先着○名』で焦らせてくる
  • 返金保証の具体的な条件が書かれていない
  • 会社の登記情報や代表者情報があいまい
  • 他の案件と名前・構成・広告文が酷似している

これらのうち3つ以上当てはまる案件は、私は必ず距離を取るようにしている。

フリーダムリッチプロジェクトにも、正直いくつか当てはまる点がある。もちろん、それが必ずしも詐欺とは限らない。でも、“可能性がある”という事実だけでも、立ち止まって考える理由にはなる。

冷静に、そして慎重に。

副業ランキングサイトを見て高額なサポート契約等を申し込んだが、返金を申し出ると合意書を送ると言われた。送付を承諾してもよいか。情報商材(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター

たとえ夢のようなオファーが目の前にあったとしても、まずは「一晩寝かせる」くらいの余裕を持つ。それが、自分のお金と時間、そして心を守る第一歩だと私は思う。

では最後に、こうした不透明なビジネスに振り回されず、本当に信頼できる副業を見極めるための視点を、私なりにまとめてみたい。

●最後に:信頼できる副業を見極めるために

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

「フリーダムリッチプロジェクト」は一見魅力的ですが、実態をよく調べると注意すべき点が多いと感じます。派手な広告に惑わされず、自分を守る視点を持つことが大切です。

私が副業を選ぶときに見るポイントは以下のとおりです:

  • 顔出し・法人情報が明確か
  • 実績や再現性が説明されているか
  • 良すぎる評判ばかりでないか
  • 返金・サポート体制が具体的か
  • リスクやデメリットに触れているか

特に、リスクを正直に語っているかどうかが信頼性の分かれ道です。

また、「今すぐ稼げる」という言葉に急がず、冷静に判断する姿勢も大切です。一度立ち止まり、誰かに相談したり比較したりするだけで、誤った選択を防げることがあります。

ネットには「稼げた!」という声ばかり目立ちますが、「なぜ稼げなかったのか」も見逃してはいけません。そこにリアルな情報が隠れていることもあります。

この記事が、副業選びのヒントになれば幸いです。安心できる道を、一緒に見つけていきましょう。

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この記事を書いた人

元公務員から一転、友人に裏切られた経験をバネに「自分で稼ぐ力」を磨いたネット年収1000万超えたばかりのアラサーのシンママ。

「1年あれば人生は余裕で変えられる。」

この事実を1人でも多くの方に伝えたくて自分の副業経験や知識を元にブログ書いてます。

人生変えたい人、隅から隅まで必ず読んで!

正しい情報は簡単には拾えない、でも一度気になったら、まずは納得するまで聞いてください。

遠慮なく、LINEより声をかけて下さい(*^_^*)

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