こんにちは、麻美です。
突然ですが、「毎日3万円稼げる」って言われたら、どう思いますか?
……正直、怪しすぎませんか?(笑)
でも、このフレーズ、FXの自動売買システム「i-VISION(アイビジョン)」の公式LINE広告に堂々と書かれているんです。そしてさらに、「ユーザー平均利益1011万円」「平均月利62%」「AIが未来の相場を可視化」など、まるで夢のような言葉が並んでいます。
私は投資歴6年目で、過去にさまざまな情報商材や自動売買システムを見てきました。その中で「本物」も「ニセモノ」も体験しています。だからこそ、この手の広告を見ると、どうしても裏側を確かめたくなるんですよね。で、実際にLINE登録して調べてみたんです。i-VISIONって、本当に“誰でも3万円稼げる”ようなシステムなのか?
結論から言うと、「うーん、それはかなり厳しいんじゃない?」というのが率直な感想です。でも、単に否定するだけではもったいないので、この記事では実際に私が見たこと・調べたこと・感じた違和感すべてをリアルにお伝えしていきます。
これからi-VISIONに興味を持っている方、副業を探している方、あるいは「簡単に稼げる」という言葉にちょっと心が動いた方。そんなあなたにとって、この検証レポートが冷静な判断の材料になれば嬉しいです。
さあ、それでは本題に入りましょう。
●i-VISIONとは?本当に「AIで未来を予測」できるのか?

参考サイト:https://i-vision-katayama.com/lp1/
まずは、i-VISIONの基本的な特徴をざっと押さえておきましょう。
公式サイトやLINEの案内動画によると、i-VISIONは「全通貨ペア対応型のFX完全自動売買システム」であり、「AIによって未来のチャートを予測し、勝てるタイミングだけを狙ってトレードする」というコンセプトで設計されているそうです。
つまり、自分でチャートを読んだり、経済指標を追ったりする必要は一切なく、システムが“勝てるときだけエントリー”してくれる──という触れ込みですね。これ、確かに聞こえはものすごく良いです。
さらに強調されているのが、「誰でも、毎日3万円は安定して稼げる」という点。これを聞いたとき、私の脳裏には真っ先に「そんなに簡単なら、全員もう会社辞めてるのでは…?」というツッコミが浮かびました(笑)。
でも、それを冷静に受け止めて、論理的に分解していきましょう。
まず、AIで未来の相場を予測できるか──ですが、これは技術的にはかなり難しい話です。
というのも、FX市場は経済指標・地政学リスク・市場心理・突発的な要人発言など、非定常かつノイズだらけの情報に左右される世界。たしかに、機械学習やディープラーニングを使えば、一定の傾向は見出せるかもしれません。でも「確実に未来が読める」なんてことは、現段階では不可能に近い。
AIトレードが実際に金融の現場で使われていることは事実ですが、それはプロのクオンツチームやデータサイエンティストたちが、数千万円規模のコンピューティング資源とリアルタイムデータを駆使してやっていること。個人が買える数十万円のシステムで、そこまでのことができると考えるのは現実的ではありません。
しかもi-VISIONの場合、「どのAI技術を使っているのか」「どんなロジックで売買判断を下すのか」などの具体的情報は一切出てきません。これが私が一番引っかかったポイントでした。
AIっていう言葉、便利なんですよね。響きが未来的で、それっぽく聞こえる。でも、裏に何があるかを見ないと、本質は見えてきません。
まとめると──i-VISIONが言う「AIで未来を読む」という主張は、現実の技術水準や市場特性を考慮すると、かなり疑問符がつく内容だと言えそうです。
◆片山晃って誰?投資家を名乗る謎の開発者の正体に迫る
i-VISIONの開発者として紹介されているのが「片山晃」という人物。
肩書きは「クオンツアナリスト」「AIとWeb3に精通した資産家」など華やかですが、その割にネット上には信頼できる情報がほとんどありません。
試しに名前を検索してみると、同姓同名の有名個人投資家がヒットしますが──こちらの片山晃さんとはまったくの別人。つまり、i-VISIONの片山晃氏については、実在の人物かどうかも確証が取れないのが実情です。
もし本当に「AIと投資を融合させた最先端システム」を開発しているなら、普通ならどこかで論文を書いていたり、インタビューを受けていたり、過去の実績が紹介されていたりするもの。
しかし、i-VISION関連の情報以外では、片山氏に関する客観的な裏付けがまったく出てこない。これは正直、かなり不自然です。
実際、私がLINE登録後に視聴した紹介動画でも、片山氏本人は一切登場しませんでした。ナレーションとアニメーションだけで構成された内容で、実在性を担保するような手がかりはゼロ。顔出しなし、声出しなし、SNSもブログもなし。
麻美この状況で「片山晃」という名前を信じろと言われても……それは無理があります。
開発者の顔が見えない投資サービスというのは、個人的に最も危険だと感じています。なぜなら、責任の所在が曖昧になり、万が一トラブルが起きたときに追跡が困難になるからです。
つまり──i-VISIONが掲げる「片山晃」という開発者像には、信頼できる情報が見つからず、その実在性すら疑わしいというのが現時点での結論です。
「この人は本当に存在するのか?」という疑問が頭をよぎった時点で、もうその時点で慎重になった方がいい。
あなたの大切なお金を預ける相手に、顔も経歴も見えないのは、やっぱり危険だと思います。
●「完全無料」からの高額請求?i-VISIONのビジネスモデルを追跡
まず最初に断っておきたいのは、i-VISIONの広告には「完全無料で始められる」といった文言が多く見られたという点です。LINE登録時点でも、料金の案内は一切ありませんでした。
ところが、登録後に届いた動画や案内を進めていくと、ある時点で突如として「i-VISION GOLD MEMBER」という有料コミュニティの紹介が始まります。
その参加費用は──なんと32万8000円(税込)。
……え、ちょっと待って。最初は「無料で誰でも毎日3万円稼げる」って言ってませんでしたっけ?
この流れ、正直かなりショックでした。広告や動画での語り口がすごく丁寧で信頼感があっただけに、「実は有料だったんです」というオチにガッカリしたというか、やっぱりか……という落胆の方が大きかったです。
もちろん、有料であること自体が悪いわけではありません。問題なのは、その金額の高さと、費用に見合った内容の説明がまったく伴っていない点です。
たとえば、32万円払った先にどんなシステムが使えるのか? どんなロジックで動いて、過去の運用実績はどうなっているのか? それを使って成功したユーザーの声や証拠はあるのか?
──こうした情報が一切、ないんです。



「後出しジャンケンのように勝てる」といった耳障りの良いフレーズは多用されているものの、具体的な仕組みやロジックの説明はゼロ。つまり、買う側は“中身の分からない高額商品”を勧められているような状態。
これって、冷静に考えて非常にリスクが高いですよね。
しかも、GOLD MEMBERに入ったあとのサポートや返金ポリシーなども不明瞭。これはもう「無料で始められる」と謳っておいて、最終的には高額請求へと誘導する──いわゆる“フロントエンド商法”の一種に分類されてもおかしくありません。
まとめると、i-VISIONのビジネスモデルには以下のような問題点があります。
- 最初は「無料」と謳っているが、最終的に32万円以上の支払いを求められる
- 高額な費用に対する説明責任が果たされていない
- ロジックや実績に関する具体的な開示がない
- 返金保証やサポート体制の明記がない
こうした点に注意を払わずに「なんとなく良さそう」で申し込んでしまうと、あとで取り返しのつかない後悔をする可能性もあります。
私たちの大切なお金を守るためにも、「無料」という言葉の裏には常に慎重な目を持っていたいところです。
FX・バイナリーオプション・暗号資産取引等について、勧誘を要請していない顧客に勧誘を行うことは原則禁止されています!!「FX取引・暗号資産投資の勧誘」にご注意!!:金融庁
自動売買ソフトの販売・レンタル業者にご注意!自動売買ソフトの販売・レンタル業者にご注意!:財務省北海道財務局
投資するためのお金がなくても、“大丈夫”、”すぐ返せるから”と言いくるめ、借金をさせてでも投資させようとすることもあります。“オイシイ投資話”にご注意!!!!:金融庁
◆口コミはほとんど見当たらず?実際に使った人のリアルな声を探してみた
私がi-VISIONについて調べている中で、一番困ったのが**「実際に使った人の声がまったく見つからない」**ということでした。
Google検索やSNS、レビューサイト、投資系掲示板をいろいろと巡ってみましたが──ほとんどの情報はアフィリエイト目的の紹介記事か、ネガティブな警告記事ばかり。
それでもしつこく探し続けた結果、ようやく見つかったのはTwitter(X)上でのこんな投稿:
「LINE登録してみたけど、やっぱり最後に高額請求されるのね。AIって言ってるけど中身が全然わからないし。」
「動画はよくできてたけど、逆に胡散臭く感じた。レビューもないし、手出ししなくて正解だったかも。」
──などなど。数は少ないですが、やはり不信感を抱いた人は確実に存在しているようです。
逆に、「i-VISIONで稼げました!」「3万円以上毎日入ってきてます!」といったポジティブな声は、ほぼ見当たりませんでした。
- 明らかに“案件”っぽいブログ記事
- テンプレ口調の口コミ
- フリー素材の写真
- 掲載者の正体不明
こうした“いかにも”なレビューがちらほらあるだけ。本当に稼げているなら、もっとリアルな声が溢れていてもいいはずです。
つまり、運用者がいない or 成果が出ていない。
この「リアルな声の少なさ」こそ、i-VISIONというサービスの信頼性を疑ううえで、最も強力な根拠の一つです。
●それでも使ってみたい人へ:判断材料にすべき3つのチェックポイント
ここまで読んで「それでも気になる」「試してみたい」という方もいるかもしれません。
もしそうなら、以下の3つの視点をもとに、少なくとも“判断材料”として活用してください。
①【実績の透明性】
- 「月利62%」「平均利益1011万円」などの数字に証拠があるか?
- バックテストや履歴の第三者による検証は?
- エビデンスのない数字は要注意!
②【運営者情報の信頼性】
- 名前・顔・経歴が明確に開示されているか?
- 他でも評価されている人物か?
- 匿名 or 架空っぽいなら、それだけで赤信号。
③【返金保証やサポート体制の明示】
- 返金ポリシーが明文化されているか?
- 実際の対応窓口やサポート体制は存在するか?
これらを冷静にチェックすれば、「今はやめておこう」と判断できる材料は十分に揃っているはずです。
感情的にならず、数字・論理・証拠に基づいた判断を! それが、詐欺的商品から資産を守る最大の盾になります。
◆結論:i-VISIONで「毎日3万円稼げる」なんて、そんな話…あると思う?
今回の検証を通して、私ははっきりとした結論に至りました。
──i-VISIONは、「誰でも簡単に儲かる」とは到底言えない。
夢のようなフレーズが並んでいますが、その裏には
- 中身の見えない高額商品
- 根拠の薄い成功実績
- 正体不明の開発者
しかいませんでした。
もちろん、今後改善される可能性はゼロではありません。 でも、今この段階ではおすすめできない。
少なくとも、32万円という大金を投じるだけの根拠は、見当たりませんでした。
副業や投資で「稼ぎたい」と思う気持ちはよくわかります。 でも、焦らないでください。
甘い言葉に流されず、「これは信じられるか?」と一度立ち止まること。 それが、あなたの資産を守る最大の知恵です。
💡 この記事が少しでもお役に立ったなら、友人や同僚にもシェアしてあげてください。 信頼できる情報を広めることが、被害を未然に防ぐ大きな一歩になります。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
以上、麻美でした。










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