こんにちは、麻美です。
今回は、「お悩みコンテンツアフィリエイト(Root Cause Marketing OFFICE 勝木悠二)」という情報商材について、本音で語っていきます。
私も最初はそうだったんです。ネットで副業を探していると、「月収10万円」「放置で稼げる」「メルマガ不要」という、まるで夢のようなフレーズが飛び込んできますよね。心が揺れない人なんて、いないんじゃないでしょうか。
でも、だからこそ。そういう言葉には慎重になってほしい。今回は、その代表例とも言える「お悩みコンテンツアフィリエイト」について、“知らずに買ってしまったら損をするかもしれない”理由を、しっかりお伝えします。
●「お悩みコンテンツアフィリエイト」ってどんな教材?基本情報と販売者の実態

参考サイト:https://onayami-info.com/ift/
この教材は、名前の通り「人の悩みに関連した商品」を紹介するアフィリエイト手法を解説するものです。恋愛、容姿、健康、育児、教育、スキルアップなど、悩みが尽きないジャンルを扱い、特化サイトを作って商品を紹介していく──という流れ。
教材自体は約200ページで構成されており、初心者向けにサイト構築、キーワード選定、ライティング、アクセス導線の作り方まで一通り説明されています。
販売者は「Root Cause Marketing OFFICE(代表:吉崎佐次郎)」で、実際の制作者は勝木悠二さん。
特商法の表記は一応ありますが、法人番号が確認できず、法人化されていない個人運営であることがわかります。この時点でちょっと不安を感じる方もいるかもしれません。

●最大の疑問:本当に“再現性”があるのか?
この教材の最大の売りは、「メルマガ不要」「一度作れば放置で稼げる」というコピーです。
ですが、ここが最大の問題でもあります。
私自身も副業をゼロから始めて、いまではネット収入で年収1000万円を超えるようになりましたが、それは“正しい方向に努力したから”こそ。放置で稼げる仕組みなんて、現実には存在しません。
教材では「30記事で1サイトを構築し、それを10個作れば月10万円」というモデルが示されていますが、そんなに甘くないんです。
まず、検索上位を取るには最低でも3〜6ヶ月はかかりますし、ジャンルによってはそれ以上。
また、ニッチなジャンル=ライバルが少ない=ブルーオーシャン、という考え方は半分正解で半分幻想です。なぜなら、その分だけ検索ボリュームも小さいから。
仮にライバルがいないとしても、見に来る人もいなければ、そもそも収益にならないんです。
◆ 見逃せない!教材に潜む3つの問題点
- 再現性が極めて低い
- 教材にある成功例は、極端なケースを切り取った可能性があります。平均的な成果は記載されていません。
- サポートがメールのみ(90日)
- 副業初心者が一番迷う時期に、メール対応だけで十分でしょうか?
- ジャンル選定のリスクが高い
- 医療・健康系ジャンルに手を出せば、薬機法・景表法など法律違反のリスクもあります。

まず、「再現性が極めて低い」点についてですが、教材内の成功例は一部の例外的ケースを切り取った可能性が高く、平均的な成果の記載がない時点で信頼性に欠けます。多くの人が同じように再現できるとは限りません。
次に、「サポートがメールのみ(90日)」という点。副業初心者にとって、疑問が次々湧く立ち上げ初期にメールだけでは心細く、即時対応が難しいため、挫折しやすいです。
そして最大のリスクが「ジャンル選定」。医療・健康系ジャンルは、薬機法・景表法といった法律に抵触する可能性が高く、専門知識がないまま触れるのは非常に危険。法律違反になればアカウント停止や損害賠償の可能性もあるため、初心者が手を出すべきではありません。
この3点を踏まえると、安全で再現性の高い副業とは言い難いのが現実です。
●「悩み系ジャンル」は本当に稼げる?倫理的リスクと現実の壁
悩みジャンルは確かに検索数があるものの、扱い方を間違えると非常に危険です。
教材の中では、不妊、腱鞘炎、腰痛、薄毛などのテーマが例として挙げられていますが、これらは医療情報にあたる可能性があり、下手に紹介すれば法的リスクを伴います。
しかも、それを“知識のない初心者”にやらせようとする教材設計には、倫理的にも疑問が残ります。
私は健康オタクでもあるので、こうした情報にはかなり敏感です。情報発信は、命に関わる可能性もある。軽く扱うべきではありません。
●再現性が低い理由:初心者が陥りがちな5つの罠
- 検索順位を甘く見ている
- 記事を書いても、検索に表示されるには“時間”と“信頼”が必要。
- 量産が非現実的
- 30記事を10サイト?時間と労力を考えれば、普通の初心者には続かない。
- 文章力が足りない
- 商品を売るには、心理を動かす文章が必要。でもそれは一朝一夕では身につかない。
- ジャンル選定が甘い
- キーワードは重要。でも間違えると、そもそもアクセスが来ない。
- モチベーションの継続が困難
- 成果が出るまで半年かかる世界。続けるには“目的”と“信念”が必要です。



検索順位は甘く見てはいけません。記事を書いてすぐ上位表示されるなんてことはまずなく、Googleに評価されるには時間と信頼の積み重ねが必要です。
30記事×10サイトなんて、現実離れした作業量。初心者が途中で心が折れるのは当然です。
文章力も一朝一夕で身につくものではなく、人の心を動かすコピーライティングには実践と訓練が不可欠です。
ジャンルやキーワードの選定も、見誤ればそもそも読まれない。つまり「勝負にすらならない」ってことです。
そして何より、結果が出るまで半年以上かかるこの世界では、目的と信念がなければモチベ維持は無理。
甘い言葉に踊らされず、現実を直視して行動することが大事です。
◆ なぜ販売されているのか?ノウハウ流出ビジネスの裏側
これは私の推測ですが、この教材が売られている理由は、制作者自身がこの手法で稼げなくなったから。
ノウハウが枯れてきた、Googleのアルゴリズムで通用しなくなった──そうなれば、「教える側」になることで稼ぎを維持しようとするのは、よくあるパターンです。
本当に稼げるなら、自分だけでやればいい。わざわざライバルを育てる必要はありませんよね?
「なぜそれを他人に売るのか?」という視点は、どんな情報商材でも必ず持ってください。
情報商材とは、インターネットの通信販売等で、副業、投資やギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウ等と称して販売されている情報のことです。
情報商材そのものだけでなく、情報商材をきっかけに、電話やWeb会議で高額な副業コンサルティングやサポート契約、ビジネスセミナー等を勧誘されるケースが目立ちます。情報商材(各種相談の件数や傾向)_国民生活センター
●結論:「知らないと損する」教材選びのチェックポイント
- 法人運営かどうか(責任体制)
- 成功事例の再現性(平均値が書かれているか)
- サポートの手厚さ(リアルタイム対応の有無)
- ジャンルの法的リスク(医療、健康、恋愛など)
- 自分のスキルやリソースで実行できるか
これらをすべてクリアした教材だけが、あなたにとって“買ってよかった”と言える価値を持ちます。
【まとめ】副業で失敗しないために、今あなたが取るべき“正しい一歩”
焦らなくて大丈夫。
「今すぐ稼ぎたい」という気持ちがあるのは分かりますが、その気持ちこそが“危ない商材”につけ込まれる入口です。
副業は、努力と継続が必要な“ちゃんとしたビジネス”です。
夢を見るより、現実を見る。
私がここまで来られたのは、「正しい方向に努力したから」。
あなたにも、必ずできます。
だからこそ、まずは信頼できる情報と手法を見極めて、一歩一歩進んでいきましょう。
この記事が、あなたの判断の一助になれば嬉しいです。
ではまた次回。あなたの挑戦、心から応援しています。
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